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追求し続ける、無限の可能性。
ソケットレンチのできるまでを工程別にご紹介
Ko-kenの冷間鍛造は寸法精度が高く、金属組織の流れがスムーズで、適切な熱処理を行なう事で硬く、かつ粘り強い耐久性に優れたソケットレンチになります。 また、メッキのかかった外観だけでは分からない内部の鍛造肌を見れば、Ko-kenの冷間鍛造はその肌が非常に滑らかで美しく、その肌からも金属組織の均一さ、加工精度の高さがうかがえます。
単なる円筒状の鋼材から、鍛造により内部を高密度・高精度に加工されたソケットの素材は、外周やハンドル類をはめ合わせる四角開口側のボール溝等を最新鋭の旋盤で切削加工されてソケットの姿となります。 Ko-kenのソケットは自社工場で製造、品質管理を徹底することにより寸法公差をより細かく設定し、ソケット外周と六角開口の偏りを抑えることにより高強度なソケットを製作することが可能となっています。
また、インパクトソケットには通常の刻印に加え、レーザーマーキングによる印字を行い、刻印の見えにくいインパクトソケットのサイズ確認をしやすくしています。
ソケットレンチの性能を決める重要な要素のひとつである「強度」は精度の高い熱処理により実現され、その「強度」は「硬さ」と「粘り」のバランスによって決まります。
専用の設備を駆使して温度と時間をコントロールすることで、「硬さ」を出す焼入れ工程と「粘り」を出す焼戻し工程の詳細な設定が可能となり、製品ごとに最適な熱処理を行っています。
Ko-kenのソケットレンチは滑りにくい梨地部分と、美しい鏡面部分とを組み合わせた研磨処理を行なっています。 バレル(樽)の中に研磨剤と製品を入れて振動させて全身を磨くバレル研磨、高速回転する2つの砥石の間で製品を転がして磨くセンタレス研磨等の機械による研磨処理、そして機械処理では磨けない局部的な磨きは研磨職人がバフ(布)を用いてひとつひとつ手作業で丁寧にバフ研磨を行い、適材適所で研磨方法を設定しています。
製造工程の最終となる表面処理は、外観の美しさはもちろん、長期間の保存に耐え得る防錆性能、高負荷をかけられても剥がれない密着性等、多くの要素が求められます。
これらの表面処理の品質は、X線によるメッキ層の厚み測定/塩水噴霧試験による防錆性能の確認/破壊試験による剥がれの調査等、品質管理部門で常時検査を繰り返し、管理されています。
